福岡歴史研究会 講義要録 2007年1月13日 一覧 戻る  
2007年「よくわかる福岡の歴史」古代史
古墳時代の国際環境と北部九州  @
講師 西 谷   正
「宗像・沖ノ島における国家的祭祀の背景」

 1はじめに
 2沖ノ島における祭祀の諸段階
  (1)岩上遺跡
  (2)岩陰遺跡
  (3)半岩陰半露天遺跡
  (4)露天遺跡
 3沖ノ島における祭祀の背景
  (1)胸形君と沖ノ島
  (2)国家的祭祀
 4韓国の「沖ノ島」―竹幕洞祭祀遺跡
 5おわりに

【資料】
  • 沖ノ島の祭祀遺跡と同じような遺跡が韓国でも発見され、出土物も酷似している。模造品の材質が違う点もあるが、同じ祭祀を共有しており、北部九州と韓国との強いつながりを意味すると指摘した。
  • 遺跡の年代を岩上遺跡、岩陰遺跡、半岩陰半露天遺跡、露天遺跡の時代に分け、初期は胸形君などの北部九州の勢力が中心になって、祭りを行っていたが、順次、中央政権による祭へと変化していったと結論付けた。
  • 会場いっぱいの受講者で、熱気あふれる講義だった。
  福岡歴史研究会 TOP>>> 一覧 戻る